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 今年に入って、自殺の話をよく耳にする。

 先日は、竹内結子さんがお亡くなりになった。

 

 直接お会いしたことはないが、テレビなどで拝見する凛とした姿からは 自殺なんて 想像がつかなかったので、とても驚いた。

 キラキラとした笑顔の裏に、心の深い闇があったのだろうか。

 光の強さに比例して、強い影が現れるように、ポジティブに見える人には、同じだけのネガティブな思いがある。

 ふとバランスを崩せば、闇に引っ張られることは 誰にでもあるのだと思う。

 普段から 責任感が強く真面目な人は、期待に応えようと 必死でがんばっている。

 たとえ身体や心が疲れていても、見ないようにして 気力で乗り越えようとする。

 

 だけど 長い間、自分の心の声を無視し続けていれば、心と身体は壊れてしまう。

 この地球で生きていくのは、とても大変なことなんだと、何かで読んだ。

 空気を読め、とか 人と比べてどうだ とか、病気やお金、学歴や将来の不安、、。

 

 私達は、本当はみんな 生きているだけですごいのに。

 2020年は 激変の年だったけれど、これからも色々なことが起こるようだ。

 不安を煽るようなニュースも増えるかも知れない。

 

 そんな今、何より大切なことは、外の声ではなく 自分の心と身体の声を聞くこと。

  そのバランスを保つこと。

  

 「ネガティヴな考え」と「自分」は別物だと 切り離し、客観視して捉えること。

 

 自分のことを本当に大切にしてあげられるのは、自分しかいない。

 

 みんなで大変な世の中を、軽やかに楽しんで生きて行けますように。

 

 亡くなった方々の魂が、安らかに癒されますように。